こちらでは“待てば0円!”で有名なピッコマで独占配信中の作品「勇者の元カノです」【第11話】のネタバレをご紹介します。
この作品は原作者のJi Hyun先生とSETE先生が描く、異世界転生ラブストーリー。
ある日、ベタな三流小説「勇者の彼女」の中のヒロイン・メイズに転生した橘 梨亜。
主人公の勇者・シュクールと小説に沿った物語を進めるのかと思いきや、メイズの独断でまさかの展開に…!?
以下、ネタバレになるのでご注意ください。
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勇者の元カノです【第11話】のネタバレ
イス(シェン)
イスが心の中でその名を口にすると、黒い影がすうっと伸びてきて、人の形をした見えない幻影になりました。
そして彼の前へ跪きます。
シェン(お呼びですか…闇に生きとし万物の主。至高の我が王よ……)
イスは現れた“シュン”と呼ばれる影に向かって、メイズが行く合コンの情報を全て調べるように命令します。
もちろん、この会話は彼女には一切聞こえていません。
続けて、該当するターゲットの処理をどうするかシュンは彼に聞きました。
イス(殺せ。と言いたいところだが、メイズを驚かせたるといけないから平和に解決といこうか)
そう伝えると、シュンは返事の代わりにぺこりとお辞儀をして再び影の中へと消えて行きました。
数日後。
男性A「やぁ、君がメイズ・ヘーゼルナッツだろ?一目でわかったよ」
合コン当日、メイズは椅子に腰かけていると、参加メンバーらしき男性が話しかけてきました。
友人B「ちょっと、いきなり失礼じゃない!それより良い男たちを連れてきてくれたんでしょーね?」
どうやら合コンを計画した幹事らしく、それぞれで打ち合わせの最終確認が始まりました。
男性A「当たり前だろ?厳選メンバーだ」
ちなみにメイズに新しい恋人がいることも知ってるからあまり気を遣わなくていいよ、と言ってくれたので、メイズの気持ちも楽になります。
メイズ(よかった、イスみたいな良い友達ができるかも…)
ですが、彼女の心の中は少し複雑です。
仲良くなりすぎたらイスが嫉妬するかな?とも思うからです。
メイズ(そういえばもう二週間近く会ってないから、そろそろ会いたいな)
友人B「男性陣はいつくるの?ちゃんと時間は伝えた?」
男性A「もうすぐ着くさ…おっ!来たか!」
こっちこっち!と手招きする男性の後ろで、メイズは笑顔を作ります。
メイズ(ん!?ちょっとまって、すっごいイケメンがいる!)
彼女は並んで入ってきた人たちの中で、ひときわ目を惹く男性を見つけます。
〇〇「はじめまして、お話はよく伺ってます」
そう言ってニッコリと微笑む男性に、メイズは釘付けです。
メイズ(近くで見ると余計にイケメンだわ…イスに劣らないくらいに)
あまりの美形に呆けていると、隣に座っていた友人に気をしっかり持つように注意されてしまいました。
ボーッとしてしまってごめんなさい、と我に返って謝ると、男性は「大丈夫ですよ」と優しく返してくれました。
合コンに現れたイケメンの正体とは…!?
メイズ「改めまして、メイズ・ヘーゼルナッツと申します」
どうぞよろしく…と手を差し出して彼のほうへ目を向けると、互いに視線が交わりました。
そしてふと、この男性にとても見覚えがあるように感じました。
声や背丈、スタイル…
これはまるで……
メイズ「イス?イスでしょ?」
思わずガタリと椅子から立ち上がり、前のめりになります。
〇〇「一体なんのお話かよくわかりませんが…」
そう言いつつも微笑みかけてくれる様子を見て、彼女はさらに確信します。
いつも掛けている眼鏡越しに見せてくれる優しい瞳を、メイズが忘れるわけはありませんでした。
メイズ(そうよ、あの微笑み!私が見間違えるはずないわ!)
あんなふうに優しく笑う人は他にいないと信じ、彼を見つめるものの「本当に知り合いじゃないのか?」と幹事である男性が話しかけてきました。
〇〇「さぁ?」
知らないと肩をすくめる男性にメイズは…
メイズ(ふーん、そう来るのね?だったら……)
シラを切り通そうとする彼に、メイズはなんの疑いもなく迫ります。
メイズ「イス」
〇〇「だから、私の名前はイスでは…」
メイズ「かっこいい」
ガタッ。
彼女の唐突な発言に、彼はだじろぎます。
そして、メイズはそれに怯むことなく褒めるという名の攻撃を続けました。
メイズ「本当にイケメンだわ。最高。愛してる。もうイスの虜よ。あなたしか見えないわ!」
そこまで言うと、やっと目の前にいる男性は「まいったよメイズ、やめてくれ…」と手をあげました。
あまりにも褒められてしまったので、どうやら限界が来たようです。
メイズ「あはは、やっぱり!イスじゃない」
彼女は満足そうにいつもの笑顔を向けました。
男性A「ちょ、ちょっと待ってメイズ。ランドルフとは知り合い?」
メイズ「ランドルフって誰?この人はイス・ランセルよ」
幹事である男性は理解が追い付いていないようで「ジョン・ランドルフだよ。名前を間違えるわけ…」と言いかけたところで急に言葉を詰まらせてしまいました。
隣に座っていたイスが静かに暗示をかけます。
男性A「ラン…ランドルフが………あぁ…そうだ…イスだ」
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勇者の元カノです【第11話】の感想
イスが人間ではなく闇の王であることが判明した第10話に引き続き、今回もなんだか目が離せない展開になってきました。
「殺せ」と発言するイスや、名前や素性を誤魔化して合コンに潜入するイス。
人間ではないとわかったことで生まれるカッコよさを感じた方も多いのではないでしょうか。
そして話の後半では、ランドルフだと言い張る幹事の男性に対してお構いなしに暗示をかけだした彼は、見ていてハラハラしましたね。
メイズに感づかれるのが先か、イスが自ら人間ではないことを明かすのが先か。
また、それとなく話は進んでいますが、今後の2人の愛(?)の展開にも注目ですね!!
勇者の元カノです【第11話】のネタバレ&感想まとめ
今回は、ピッコマ漫画『勇者の元カノです』第12話のネタバレおよび感想を紹介しました。
本作はピッコマで連載中ですので、イラストも合わせて楽しみたい方はぜひピッコマをチェックしてみてくださいね。