こちらでは、ピッコマ漫画-「お別れを希望します。」第25話のネタバレ・感想をご紹介しています。
貧しい生活を送っていた主人公は、不運な事に借金取りから逃げている最中に交通事故に遭ってしまう…
しかし、目覚めてみるとそこは彼女が読んでいた小説「妖精の花園」の世界だった。そして、彼女はその物語の中でも悪女として”気に入った男性をコレクションする”「アイネ」に転生していた…!
下記からネタバレを含みますのでご注意ください。
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ピッコマ│お別れを希望します【第25話】ネタバレ
皇帝に質問されているアイネを、黙って見ていたアサドがついに口を開きました。
「いいえ、お言葉ですがそれは違います」
「姫君の気持ちはどうであれ、私は彼女のことをもっと知りたいと思っております」
その言葉を聞いて顔面蒼白になるアイネ。
組んだ手にギュッと力の入る皇帝。
宴会が終わって…
廊下をツカツカと歩くアイネの姿がありました。
〈食事が喉を通らなかったわ…〉
アイネは疲弊していました。
〈アサドだって皇帝の意図を知っているはずなのに、皇帝の目の前で私を窮地に追い込むなんて!〉
〈皇帝の憎悪に満ちたあの表情が頭から離れない〉
〈このままじゃ殺されちゃう〉
「待ってくれフォレグリーン嬢」と後ろからアイネを追いかけてくる足音が聞こえました。
アイネは振り向かず歩みも止めません。
「話がある!」と再度アサドが呼びかけます。
「…アイネ!」と名前を呼ばれてピタっと立ち止まるアイネ。
アサドは近づき、アイネを腕を取ります。
「俺の話も聞いてくれ」
「そなたがなぜ怒っているかはわかっている」
その言葉にアイネが振り向きます。
「わかっているのにあんなことを言ったんですか?」
少し間を置いてアサドが答えます。
「あの時は俺も苛立っていた」
「どうしてですか?」
「そなたが陛下に俺との関係を否定しようとしたからだ」
「それであんな無茶なことを?」を聞き返すアイネ。
「無茶だと?」怪訝な顔をするアサド。
「私のことをもっと知りたいとか言いましたよね、いくら腹立たしくてもあんな嘘を…」というアイネの言葉をアサドが遮ります。
「どうしてそう決めつける?」
「そんなのあり得ない話だからです」と凛と答えるアイネ。
〈あなたが思いを寄せる人はただひとりだもの〉とマリアの顔を思い浮かべました。
そのまアサドを置いて帰ろうとすると、アサドが「誰かを想うことがこんなに大変だとは…」と独り言を言っているのが耳に入ってきます。
立ち止まりアサドを方を見ると、「それが姫君だからか…」とこっちを見つめていました。
「そこまで決めつける理由はわからないが、これだけは知っておいてほしい」と再びアイネの傍まで近づくアサド。
「俺の気持ちは俺がいちばんよく知っている」とそれだけ言ってスタスタと行ってしまいました。
何も言い返すこともできず、ただただアサドの後ろ姿をアイネは見送っていました。
乗馬場での出来事が広まった結果
数日後ー。
街のドレスルームでリタとドレスを見ているアイネ。
するとリタが「お嬢様あれって本当ですか?」と聞いてきます。
「何のこと?」とさして興味もない様子でドレスの写真から目を上げず聞き返すアイネ。
「あれですよ、1番様との噂」とリタがヒソヒソと口に手を当てています。
「あ…」と宙を見上げるアイネ。
先日の公爵が言っていた噂話を思い出しました。
〈大公がお前をとても慕ってるとな…〉
「デマよ」と否定するアイネ。
「そうですよね~、いくらココペン様でも人前で英雄を戦争狂と呼んだりはしませんよね」と笑うリタ。
「ココペン?」と意外な内容に思い違いをしていたことに気づきます。
「どんな噂だって?詳しく教えて」と改めてリタに聞くアイネ。
「え~っと、乗馬場でココペン様が大公様を戦争狂だの妾の子だのと言って…、お嬢様が大公様をかばってココペン様に大恥をかかせたっていう噂です」
全て事実の内容に気が重くなるアイネ。
ズキズキする頭を押さえながら、「それっていつの噂?」とリタに確認すると、「乗馬場から戻ってすぐでしたよ、どうなさいましたか?」とアイネを気遣います。
皇帝に招待された宴会で、部屋に行く前にアサドが言っていた〈そなたを傷つけたくない〉の意味が急激にわかりました。
〈…だからあんなことを言ったのか!〉ともう泣くしかない状況ですが、「過ぎたことは気にしないっ」と気を取り直します。
「とにかく今はショッピングに集中しよう!歴史的な祝賀会なんだから気合入れなきゃ」
リタはまだ噂の話を続けてきます。
「ココペン伯爵家も評判がかなり落ちたらしいですよ」
「そう?」と流すアイネ。
「ココペン様の発言に呆れて、ココペン伯爵家との取引をやめる商人団もいるらしいです」と面白そうに語っています。
「そう…」とドレスの本のページを捲りながら、内心〈ざまあみろ!〉と高らかに笑うアイネでした。
ステファン・ル・ココペンの怒りの行方
その頃、ココペン伯爵家ー。
ステファンは父親に灰皿を投げつけられ額から血を流していました。
「この馬鹿者!人前であんなことを言うとは正気か?」と声を荒げています。
「しかも公女に揚げ足をとられて皆にバカにされただと?」
痛みで床に這いつくばるステファン。
「まったく情けないったらありゃしない、今日もまた別の商人団から取引をやめると連絡があったぞ!恥ずかしくて外も出歩けん!」と父親の罵詈雑言は続きます。
床についた額から出た血を見つめ、歯を食いしばるステファン。
拳をギュッと握り締めました。
「自分の不始末は自分でなんとかしろ!大公に土下座でもしてくるんだな!」
フラフラと立ち上がり、「…失礼します、父上」と言い部屋を出るステファン。
「やってられんよ!」と父親の小言は続いていました…。
ステファンは周りから指摘された非難を思い出します。
〈戦争英雄を侮辱した貴族旦那のお出ましだ!〉
〈自分は臆病者のくせに?〉
ここ数日間に受けた屈辱と父親になじられた今日のことまでがステファンの頭の中をグルグルと回っていました。
「何もかも全部あの女のせいだ!」怒りが頂点に達し…。
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ピッコマ│お別れを希望します【第25話】&感想
アサド、すごい男らしくて素敵でした。
相手が皇帝であっても自分の正直な想いを言葉にできるって本当にアイネのことを愛しているんですね。
このままアサドとくっついてほしい気もしますが、まだジェイもシオンもいるので一筋縄ではいかなさそうです。
マリアはやっぱり小説の通りにアサドを好きになるんでしょうか?
そうなると皇帝はどんな手を使ってでもアサドとマリアをくっつけてきそうです。
それに、ココペンとの一件で、色んなところに火があがってきてしまいましたね。
アサドはアイネにかばってもらってますます惚れてしまったかもしれませんし、ステファンはアイネに憎悪を燃やし何か仕出かしそうな予感です。
当初はアサド、ジェイ、シオンに殺されないように頑張ってきたアイネなのに、今度は皇帝とステファンに命狙われるんじゃないかとハラハラしています。
ピッコマ│お別れを希望します【第25話】のネタバレ&感想まとめ
今回は、ピッコマ作品「お別れを希望します。」の第25話のネタバレならびに感想をご紹介しました。
今後も最新話が更新されていく予定ですので、ビジュアルと共に楽しみたい方はぜひピッコマをチェックしてみてくださいね!