本記事では、ピッコマ作品「人格FFF級のため魔王討伐やり直しになりました」【第10話】のネタバレと感想をご紹介しています。
突如として異世界に召喚され苦節10年…ようやく魔王を討伐して元の世界に帰れると思った矢先、彼の元には神様からの通知表が届く!?
魔王討伐の過程で邪魔に感じたものは、味方問わず皆〇ししたせいで成績は最低評価のFに…そして、改めてもう一度この世界で冒険をやり直すことになる羽目になるが、性格に難アリのこの主人公は果たして元の世界に帰れるのだろうか…
以下からネタバレを含みますのでご注意ください
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人格FFF級のため魔王討伐やり直しになりました【第10話】ネタバレ
オークション会場に突如として現れたエルフたちは、いきなり戦闘態勢に入ったかと思うと、その場でそく矢を放ってきた…!
急に攻撃されながらも闇組織の男たちは、オークションに参加しているお客を守ろうと剣を取り、立ち向かう。
…だが、このエルフのリーダー格とみられる人物が精霊操り攻撃すると、男たちは一撃でダウンした。
勇者(ああ…王族自らこんな闇市場までお出ましになるとはな…)
(妖精王 シルビア!!)
エルフを束ねる者
エルフを率いて今回の騒動を起こしたとみられる「シルビア」
現在は姫という立場だが、将来的には今のエルフの王がクーデターにより居なくなり、王位を継ぐことになる。
そう。彼女は未来の妖精王であり、勇者の元仲間。
勇者はシルビアのステータスを表示する。
レベル:284/職業:呪術師
スキル:精霊S,気品A,魅力A,弓術B,祝福C
状態:冷静
1回目の時のように、勇者の仲間になる前の段階なのでレベルは低い。
とはいえ、血統が良いだけあり今の状態でもスキルはかなり高めのようだ。
特に精霊スキルS…という数値はまさに反則レベル。
シルビアが炎の精霊を操ると、闇組織の男たちの身体はたちまち燃え始め、黒焦げになった。
そんな時、案内人が勇者の元に現れ、避難経路へ誘導してくれる。
この騒ぎの中でもお客の安全を確保しようとする姿勢に勇者は素直に関心している…
だが、ラヌベルの方を見ると、目をキラキラと輝かせて勇者を見つめていた。
勇者(あの眼差し…妖精たちの味方になって闇市場の連中を懲らしめて欲しいという事なんだろうけど…)
勇者「お前は馬鹿か?」
「俺たちが落札した傭兵はどうする気だ?これから一緒に冒険をする仲間を簡単に見捨てるなんて…お前意外と残酷だな」
会場の様子を改めて確認すると、既に他の客は全員避難済み。
足かせのせいで戦闘に巻き込まれ亡くなった商品も多数。
勇者「ここは ”勇者である” 俺に任せろ」
身バレを避けラヌベルにだけ聞こえるように、落札した傭兵と共に先に避難するよう指示を出した。
俺の所有物だよな?
ラヌベルと傭兵が案内人に誘導され避難したことを確認すると…勇者はスタスタとオークションを取り仕切っていた司会者に声をかける。
勇者「俺の質問に答えろ」
「その妖精は、もう俺の所有物だよな?」
オークションのルール的には前払いが条件だが
”今の状況からしてお客様の所有物とみなしても良い”
”この妖精をどうするかはお客様の自由です”
と答えた。
ニタっとほほ笑む勇者。
勇者(司会者の奴、結構賢いんだな)
(ここを攻撃してきたあの妖精たちの目的がこの奴隷だと気づいていたなんて…)
(そして、ここの状況が悪化することを見越して、面倒な世話は俺に押し付けるってことだろう。)
勇者「お前頭が切れるんだな」
勇者がそう褒めると司会者は、微笑みながらナイフを握りしめ…後方から迫ってきていたエルフ2体を軽々と葬った。
タダの司会者に見えるこの男の実力も相当だが、さらに客を避難させた他の警備員も戻ってきている。
この場ももうじき片付くはず。
…そして、今エルフを束ねている”未来の妖精王”は捕まり、彼女はオークション会場に出品され落札される。
その落札金は、この騒動で亡くなってしまった警備員の家族に渡される…
そんな展開も悪くないと考えていた勇者だったが、既に自分の所有物となったエルフに近き始めた。
超クソみてぇなシステム
勇者は自身が落札したエルフの傍に行き、彼女の顎に手を添え、こちらを向けさせる。
エルフ「あなたは…?」
勇者「単刀直入に言うぞ」
「お前が生きているとシルビアは勝てない。俺が言っている意味が分かるか?」
呪いや麻酔などの影響を受けながらも、勇者の言葉を察するエルフ。
エルフ「…はい。あの子は優しいですから」
1回目の冒険の時もシルビアは闇組織に捕まりオークションに出品される流れになったが…
実は彼女は戦闘に負けたのではなく、闇組織の1人がエルフを人質にした結果、彼女は武器を捨てて投降したのだ。
勇者(彼女のためなら死んでも良いと覚悟した顔…)
勇者はそのままエルフの顎をくいっと上げると、自分の元に引き寄せ、被っていた仮面をずらす。
そして、彼女にキスをした。
エルフ「!?」
エルフは突然の勇者の行動に驚きつつ頬を赤らめる。
そして、その光景を目にしたシルビアも動揺した表情で迫ってきていた。このエルフを守るために。
勇者(この妖精の気持ちが俺にも伝わってくる)
”シルビア…”
”私なんかのために自分を犠牲にしないで…”
”あなただけは幸せになってほしい…”
幼くて無邪気だった頃のシルビアと花畑で遊ぶ彼女の過去が蘇る。
ツーっと、一筋の涙を流したエルフは勇者に告げる。
エルフ「ありがとう…ございます」
シルビア「師匠!!」
シルビアももうすぐそこまで迫っていた。
勇者「どういたしまして。」
「……」
「…おかげで俺も楽しめたから」
バキッ!!!
シルビアが”師匠”と呼ぶその彼女の首に手をかけ、思いきり力を入れると
鈍い音と共に、彼女はドサッ…と地面に崩れ落ちた。
シルビアは何が起きたのか分かっていない様子。
自らの手で葬った美しいエルフの亡骸を見ながら勇者は考える
勇者(悪魔呪いのおかげで簡単に処理できたな)
(レベル851を手にかけたんだから、俺のレベルは…)
シュウゥゥ..
勇者のステータスが変動し始める。
種族:アークヒューマン
レベル:4
スキル:通訳A,不屈F,剣気F,暗殺F
状態:高揚
ピロンッ
レベル:165
勇者は邪悪な表情でニタっとほほ笑む
勇者「はぁ…この世界は…」
「マジで超クソみてぇなシステムだな…最高だぜ!」
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人格FFF級のため魔王討伐やり直しになりました【第10話】感想
エルフを落札した目的はそういうことか!と思わず口に出しそうになった展開でした笑
レベル800を超える人材を戦力として使うために落札するのかと安直な考えで読んでいたのですが…
自分の手でそのまま倒してレベルアップ…そのための経験値にしか見ていなかった…というワケですね。
当然ながらシルビアは大切な人を倒されてしまったわけですから、めちゃくちゃ憤怒すると思いますが、次回11話はシルビアと戦う形になるのでしょうか。
人格FFF級のため魔王討伐やり直しになりました【第10話】ネタバレ&感想まとめ
今回は、人格FFF級のため魔王討伐やり直しになりました【第10話】のネタバレおよび感想をご紹介しました。
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